中国語検定4級は履歴書に書ける?書くケースと書かないケース、書き方を解説

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中国語検定4級は履歴書に書ける?書くケースと書かないケース、書き方を解説

中国語検定4級って履歴書に書いてもいいの…?
評価されないって聞くけど、実際どうなの?
書き方やアピール方法も知りたい!

こんなお悩みを解決します。

結論として、4級は履歴書に記載できますが、ケースによってハッキリ分かれる資格です。

ただし、正しい書き方やアピール方法を理解しておけば、4級でも十分プラスに働かせることができます。

この記事の前半では、4級を書いていいケース、書かないほうがいいケースの違いと、履歴書への正式な書き方を紹介しています。

後半では、面接で好印象につながるアピール方法もまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね!

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目次

結論:中国語検定4級は履歴書に書けるが評価は限定的

中国語検定4級は履歴書に記載できます。

ただし、中国語を使う仕事を希望している場合は強いアピールにはなりません

中国語検定4級は書ける資格ではあるものの、評価が高くなりにくいことをまずは押さえておいたほうがいいですね。

履歴書に書ける理由と評価が高くなりにくい理由

4級は中国語の基礎を身につけた証明になるため、履歴書に書くこと自体は問題ありません。

しかし企業は「仕事で中国語を使えるか」を重視するため、4級では力不足と判断されやすいです。

中国語検定協会が出している認定基準では、次のような段階があります。

3級自力で応用力を養いうる能力の保証(一般的事項のマスター)
基本的な文章を読み,書くことができること。簡単な日常会話ができる。
(一般大学の第二外国語において二年以上の学習程度。)
4級中国語の基礎をマスター
平易な中国語を聞き,話すことができる。
(一般大学の第二外国語において一年以上の学習程度。)
準4級中国語学習の準備完了
学習を進めていくうえでの基礎的知識を身につけている。
(一般大学の第二外国語において半年以上,高等学校において一年以上,中国語専門学校・講習会等において半年以上の学習程度。)

引用:日本中国語検定協会 認定基準

たとえば、中国語が必要な企業では、中国語検定3級以上やHSK4級以上を条件にすることがあります。

このため、4級は「仕事で使える水準とは言いにくい」と判断され、履歴書での評価がされにくいのです。

中国語検定4級のレベル・難易度について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

中国語検定4級を履歴書に書いてもいい人・書かない方がいい人

履歴書の画像

中国語検定4級は、履歴書に書いて良い場合と、書かないのが良い場合があります。

ここでは、その違いを簡単に説明します。

履歴書に書いたほうがいいケース

中国語を使う仕事ではない場合、中国語検定4級を書いて問題ありません。

理由は、中国語が応募条件に含まれない職種では、4級がマイナスになることがないためです。

たとえば、飲食店のスタッフや販売職など、中国語を扱う機会が少ない仕事。

こうした職種では「新しい言語を学んでいる姿勢」が前向きに評価される場面が多いですよ。

中国語が必須ではない職場では、4級でも評価のプラス材料として見てもらえる可能性があります。

履歴書に書かない方がいいケース

中国語を使う仕事に応募する場合は、4級を記載しない方が良いでしょう。

理由は、企業が求める中国語の力と、4級のレベルに差があるためです。

たとえば、貿易会社や中国語での対応が必要な職場では、会話や文章を扱える力が求められます。

この点で、4級だけでは実務に必要な力を示しにくいと判断されることが多いんです。

もし中国語を使う仕事を目指すなら、まずは3級以上を取得した方が、採用担当者にも好印象を持ってもらいやすくなりますよ。

一般的には履歴書には3級から書くことが多い

中国語検定は、一般的には3級以上を履歴書に書きます

理由は、3級になると日常会話や基本的な読み書きができ、「仕事で使えるかもしれない」と判断されやすくなるためですね。

たとえば、英検でも履歴書には2級以上を書くのが一般的です。

中国語検定も同じように、一定のレベルを基準にする企業が少なくありません。

中国語検定3級のレベル・難易度について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

履歴書での書き方|正式名称・例文・注意点つき

履歴書を書く人

中国語検定4級を履歴書に書くときは、正式名称の書き方や注意点を押さえておくことが大切です。

ここでは、資格欄の記入方法からアピール欄での活かし方、やってはいけない書き方までを紹介します。

資格欄に書くときの正式名称

中国語検定4級を履歴書に書く場合は、必ず正式名称で記載する必要があります。

よく「中検」や「中国語検定」と略されますが、これらは履歴書ではNGです。

正しい書き方は「中国語検定試験」。

これが公式の名称であり、企業側にとっても一番分かりやすい表現ですよ。

また、点数を書く必要もありません。

「高得点で合格したから点数も書きたいんだけど……」と思う方もいるかもしれませんが、中国語検定は「級」で評価されるため、「高得点=より評価が高い」という扱いにはなりません。

そのため、シンプルに「中国語検定試験◯級 合格」と記載すれば十分です。

履歴書記載の例文(資格欄)

資格欄には、次のようにシンプルに書くのが正しい形式です。

例:令和◯年 ◯月 中国語検定試験4級 合格

ポイントは以下のとおりです。

  • 年月は「認定日」または合格通知に記載されている日付を書く
  • 「中国語検定試験」と正式名称で書く
  • 「合格」の前に一文字空けるのがマナー

※もし「認定日」または合格通知に記載されている日が分からない場合は、日本中国語検定協会の公式サイトに記載があります。

参考:日本中国語検定協会 試験日・認定日

4級より上の級を持っている場合は、上位級のみ記載してOKです。

企業は資格欄を正しく書けているかもチェックしているので、丁寧さが伝わりますよ。

アピール欄・自己PRでの書き方例

中国語検定4級を資格欄に書いたら、アピール欄では「現在も勉強を続けていること」を伝えるのがおすすめです。

たとえば、こんな書き方があります。

例:

中国語検定試験4級に合格後も学習を継続しており、2級取得に向けて勉強中です。

基礎を活かしながら語彙や文法力の強化に取り組んでいます。

このように書くと、

  • 継続的に努力できる
  • 上位級を目指す姿勢がある
  • 将来的に仕事へ生かす意欲がある

好印象につながるんですよ。

ただし、「実際に勉強している場合のみ」書いてくださいね。

事実と違うことは逆効果になってしまいます。

NGな書き方

ここでは、履歴書でやってしまいがちなNG例をまとめておきます。

NG例:

  • 「中検4級」「中国語検定4級」など略称で書く
  • 正式名称が間違っている
  • 「リスニング〇点」など点数を書いてしまう
  • 勉強していないのに「3級を目指しています」と記載する
  • 上位級の取得予定だけ書いて実力をごまかす

履歴書は嘘なく丁寧に書くことが基本です。

とくに語学は実力の差が出やすいため、誤った書き方は逆効果になってしまいます。

正しい名称で、シンプルかつ誠実に書くのがいちばんですよ。

面接で差がつく!中国語検定4級のアピール方法

面談の画像

中国語検定4級はレベルとしては基礎段階ですが、面接での伝え方しだいで印象が大きく変わります。

ここでは、4級をより効果的にアピールする方法を紹介します。

① 継続力・学習意欲をアピールする

中国語検定4級は入門レベルですが、基礎を身につけるために一定の努力が必要です。

そのため、面接では「目標に向かって継続できる人」であることを伝える材料になります。

理由は、採用担当者が「続けられる人」を評価する傾向があるためです。

たとえば次のような内容を話すと、取り組みの姿勢が伝わりやすくなります。

  • 毎日少しでも学習を続けた
  • 苦手な発音を集中して練習した
  • 合格後も学習を継続している

こうした積み重ねの話は、資格の級そのものよりも良い印象につながりますよ。

② 上位級を目指していることを示す

4級を取得したあと、さらに上の級を目指して学習している姿勢を示せば、面接でプラスの印象になります。

理由は、「成長意欲がある人」と判断してもらいやすいからです。

たとえば次のような伝え方が効果的です。

  • 現在は3級の語彙と文法を中心に勉強しています
  • 半年以内に3級合格を目標に学習を続けています

具体的な目標や取り組みが伝われば、「今後の伸びしろがある人」と受け取ってもらえますね。

つまり、4級そのものよりもこれからの姿勢が評価につながるというわけです。

③ スピーキング(会話力)をアピールできれば一気に有利

もし簡単な会話ができるのであれば、4級でも面接で強くアピールできます。

理由は、企業が「試験結果より実際に話せるか」を重視する場合が多いからです。

たとえば次のようなケースがあります。

  • 中国語検定3級や2級を持っていても、会話ができない人は少なくない
  • 逆に、4級でも会話ができれば実践力として評価されやすい

採用担当者は、実際に中国語を使える人材を求めることが多いため、スピーキング力は大きな強みになります。

たとえ初歩的な会話でも、「実際に使える力がある」と判断してもらえる場面は多いです。

会話力がある場合は資格以上に評価され、面接での印象が一気によくなるんですよ。

実際に、試験は受けていなかったものの「中国語が話せる」ことを評価されて採用された人もいました。

よくある質問(FAQ)

ここでは、中国語検定4級を履歴書に書けるかどうかについて、よくある質問を紹介します。

4級だけで中国語を使う仕事に就ける?

4級だけで中国語を使う仕事に就くのは、正直むずかしいです。

企業が中国語のできる人に期待しているのは、

  • 中国語で簡単な会話ができること
  • メールなどの基本的な文書が読めること
  • 現場で最低限コミュニケーションが取れること

4級だけでは、こうした力を十分にアピールしにくいのが現状です。

もし中国語を仕事で使いたいなら、3級以上(できれば2級以上) を目指すと道が広がりますよ。

履歴書にはどんな順番で書けばいい?

履歴書の資格欄は、取得した順番に上から並べるのが基本です。

ただし、次のような工夫をすると読みやすくなります。

  • 上位級がある場合は、上位級だけを書く(例:2級があれば4級は省略してOK)
  • 勉強中の級がある場合は、別行に「〇級 合格に向けて勉強中」と記載
  • 正式名称で統一する:「中国語検定試験〇級 合格」

小さな工夫ですが、丁寧に書かれた履歴書は印象がとても良いですよ。

企業は4級を評価する?

企業の評価は、職種によって大きく異なります。

✔ 評価されにくい場面

  • 中国語での対応が必要な仕事
  • 海外との取引がある貿易・営業職

→「4級では実務はむずかしい」と判断されやすいです。

✔ 評価される可能性がある場面

  • 中国語が必須ではない仕事(販売・飲食・接客など)
  • 語学学習に前向きな姿勢を重視する職場

→「学んでいる姿勢が好印象」と受け取られることがあります。

4級そのものよりも「今後どのように成長していくか」が評価のポイントになるんですよ。

まとめ:中国語検定4級は履歴書に書ける。正しい書き方で強みにできます!

中国語検定4級は、履歴書に書ける資格です。

ただし、評価されやすいケースと、そうでないケースがあるため、状況に合わせて記載を判断することが大切です。

とはいえ、正しい書き方を押さえたり、学習を続けている姿勢を面接で伝えたりすれば、4級でも十分にプラス評価につながります。

まずは4級を基礎力の証明として活かしつつ、次の級を目指して学習を続けていけば、キャリアの選択肢もどんどん広がっていきますよ。

あなたの中国語学習が、これからのチャンスにつながることを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

この記事があなたのお役に立っていましたら大変うれしいです!

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