中国語検定かHSKは就職・転職でどっちが有利?

当ページのリンクには広告が含まれています。
中国語検定とHSKは就職でどっちが有利?履歴書に書ける級も解説

就職や転職で有利なのは、中国語検定とHSKどっち?
履歴書には何級から書けば評価されるの?
できれば最短で結果を出せる勉強方法も知りたい……

こんなお悩みを解決します。

「中国語検定かHSK、就職・転職活動で有利なのはどっちだろう?」「どの級を取れば十分なの?」と悩む人はとても多いです。

結論ですが、進みたい業界や仕事内容によって選ぶべき資格が変わるので、まずは両方の特徴を理解しておくことが大切です。

この記事の前半では、中検とHSKの違いや、就職・転職活動でどちらが評価されやすいかを紹介。

後半では、履歴書の書き方、面接でのアピール方法、おすすめ勉強法まで紹介します。

この記事に沿って準備すれば、あなたの目的に最適な資格が分かり、就職で一歩リードできる武器を作る方法がハッキリ見えてきますよ。

目次

中国語が就職で強い理由

就職活動の画像

中国語が就職で強いのは、企業が「中国語を話せる日本人」を求めているからです。

背景には中国市場の大きさや、日本の語学人材の不足があります。

ここでは、理由を4つに分けて解説しますね。

① 中国市場が世界最大級

中国市場は世界でも非常に大きく、多くの企業が新しい利益を求めて進出しています。

そのため、中国語を使える日本人は、企業側から見ても魅力的です。

日本は中国と距離が近く、貿易やビジネス交流が盛んな点も強み。

事業を海外へ広げる企業が増える中、中国語が使えると商談や資料対応などで活躍の場が広がります。

結果として、就職活動でも評価されやすいと言えるでしょう。

② 日本で中国語人材が少ない

中国語を使える日本人が少ないため、企業は採用の段階から中国語が話せる人材を積極的に探しています。

学校教育では英語が中心のため、中国語を学ぶ人自体が多くありません。

企業の中には社内講座を開き、自分たちで育成しようとするケースもあります。

最初から中国語ができる学生は採用担当者の目に留まりやすいですよ。

③ 進出企業が多い

日本企業の多くは中国に拠点を構えており、帝国データバンクの調査では約1.3万社にのぼるとされています。

参考:帝国データバンク 日本企業の「中国進出」動向調査(2024年)

経済状況は変わるものの、「今後も事業を広げたい」という企業が多いのが実情です。

中国人スタッフとのやり取りや取引先との調整など、中国語が必要になる場面は日常的にあります。

語学力がある人材がいれば業務が円滑に進むため、採用段階で評価されやすいと言えるでしょう。

④ 英語より希少なケースも

中国語を学ぶ人は英語ほど多くないため、企業によっては中国語のほうが評価されることがあります。

とくに訪日客の対応や中国企業とのやり取りが増えており、中国語が必要になる状況は珍しくありません。

語学の選択肢が広がるほど、他の学生との差をつけやすいのが魅力ですね。

中国語検定とHSKの違い

中国語レベルを測る代表的な試験は2つあります。

「中国語検定」と「HSK」です。

ここでは、それぞれ解説します

① 中国語検定 日本で評価されやすい資格

中国語検定(中検)は、日本で多くの中国語を学んでいる人が受けている語学試験で、中国語をどれだけ正確に理解できるかを確認するためのものです。

試験は「筆記」と「リスニング」で構成され、文法・語彙・読解に加えて、音声の聞き取りも含まれています。

さらに、準1級と1級では作文や面接が実施されるため、高度な表現力が必要ですね。

日本語を母語とする学習者向けに設計されており、訳す力と基礎的な運用力を幅広くチェックできる試験といえます。

参考:中国語検定公式サイト

② HSK 世界で通じる中国語資格

HSK(汉语水平考试 :Hanyu Shuiping Kaoshi)は、中国政府が実施する国際的な語学試験で、中国語を使う力を総合的に測ります。

題文も解答もすべて中国語で行われるため、実際の会話や仕事に必要な理解力が試される点が特徴です。

118以上の国と地域で実施されており、海外企業や中国系企業からの認知度が非常に高い資格ですね。

中華圏で働きたい人や、実践的な語学力を示したい方に向いている試験といえるでしょう。

参考:HSK公式サイト

中国語検定 × HSK|就職に強い比較表

比較項目中国語検定HSK
運営元日本中国語検定協会(日本の団体)中国政府(教育部)が認定する国際試験
評価されやすい場面日本企業の採用
中国事業部
貿易会社
中国企業
外資系
海外拠点
中華圏企業
試験の特徴日本語⇄中国語の訳を重視
文法・語彙・読解中心
リスニングあり
上位級は面接もあり
問題文・解答すべて中国語
実践的な聞く・読む能力を重視
会話力の評価につながりやすい
レベル構成準4級〜1級HSK1〜6級
難易度の基準「訳す力」や文法知識が重要「中国語だけで理解する力」が重要
日本での知名度非常に高い高い(近年急上昇)
海外での認知度低い非常に高い(118カ国以上)
就職との相性日本企業で有利になりやすい中華圏企業・外資系で有利になりやすい
向いている人日本で働きたい
文法や読解が得意
翻訳基礎を固めたい
海外や中国企業で働きたい
会話力を強みにしたい
実践的な中国語を示したい

就職・転職活動で有利なのはどっち?

就職で中国語を生かす場合、「日本企業向き」と「海外で評価されやすい資格」で選ぶ基準が変わります。

働きたい環境に合わせて資格を選ぶことで、採用担当者に伝わりやすいアピールにつながりますよ。

① 日本企業で働きたい

日本企業で働きたい人には、中国語検定(中検)が特に向いている資格といえます。

日本企業ではHSKの知名度が十分でないことが多く、中検のほうが採用担当者に伝わりやすいからですね。

国内での認知度が高いため、履歴書に書いた際も評価されやすい点が強みといえるでしょう。

日本企業で働くことを目指すなら、まず中検から取得すると進めやすいでしょう。

② 中国企業、海外で働きたい

中国企業や海外で働きたい人には、HSKが最も適した資格といえます。

中国語検定は日本国内での利用が中心のため、海外での認知度が低いです。

一方で、HSKは中国政府が公的に認めている試験であり、世界中で広く使われています

海外の企業では採用基準としてHSKの級やスコアがそのまま判断材料になることが多いですね。

海外や中華圏でキャリアを築きたい人にとって、HSKは強力なアピール材料になるでしょう。

両方取得すると相乗効果がある理由

中国語検定とHSKを両方取得すると、就職の選択肢を大きく広げられます

2つの試験が評価されるポイントは異なり、日本企業では中検が、海外企業ではHSKが特に注目されやすいからですね。

中検は文法・語彙・翻訳力を確認できるため、国内企業では理解されやすい資格です。

一方のHSKは中国政府認定で、海外企業や中華圏の採用で基準として使われています。

両方持っていれば、日本企業と外資系企業のどちらにも応募できるようになります。

幅広い企業にアピールしたい人にとって、両資格を併せ持つことは大きな強みといえるでしょう。

履歴書に書けるのは何級から?目標ライン

履歴書の画像

就活で中国語の資格を書くとき、「何級から評価されるのか?」は気になるところですよね。

ここでは、中検とHSKそれぞれで履歴書に書きやすい目安ラインと、その先にどんなレベルが見えてくるのかを整理します。

中国語検定は3級からが実用ライン

中国語検定は、履歴書に書いてアピールしやすいのが3級からと考えておくとよいでしょう。

3級は「基礎はひと通り身についており、簡単な会話や読み書きができる」レベルで、中国語を学んできた姿勢も伝わります。

接客や観光など、ある程度パターンが決まった場面なら、簡単な対応は十分こなせるレベルですね。

将来2級以上を狙うにしても、まずは3級合格をひとつの実用ラインとして目標にすると良いでしょう。

参考:日本中国語検定協会 認定基準

中国語検定3級のレベルについては以下の記事で紹介しておりますので、参考にしてみてください!

HSKは4級〜がアピールになる

HSKの場合、就職・転職活動で「資格」として評価されやすいのは4級からがひとつの目安になります。

4級は日常会話や仕事の基本的なやりとりに対応できるレベルとされ、「中国語でコミュニケーションが取れる人」と見てもらいやすい段階です。

中国関連の業務や専門職を目指すなら、5級以上を視野に入れると、ビジネスシーンでも頼れる人材として印象づけやすいですね。

まずは4級合格をスタートラインにしつつ、志望業界に応じて上位級も検討していきましょう。

参考:HSK 各級の紹介

企業が求める実例(職種別レベル)

実際に企業が求めるレベルは、職種によって少しずつ違います。

目安としては、次のように感じです。

  • 接客・ホテル・販売:中検3級/HSK4級前後がスタートライン
  • 貿易事務・中国担当営業:中検2級/HSK5級あたりを目標ラインとするケースが多め
  • 通訳・翻訳・専門職:中検準1級以上/HSK6級クラスが求められることが多い職種

あくまで一例ですが、「やりたい仕事から逆算して必要な級を決める」という考え方にしておくと、学習計画も立てやすいでしょう。

難易度対応表

中国語検定と他の試験との難易度対応表です。

引用:日本中国語検定協会 試験概要

書類選考後は「スピーキング力」が超重要

書類選考では資格の有無が判断材料になりますが、その後の面接では実際に話せるかが最も重視されます。

突然中国語で質問されるケースも多いため、会話力を磨いておくことで合格率を大きく高められますよ。

資格よい話せるかが判断される理由

面接で企業が重視するのは「中国語を実際に使えるかどうか」です。

資格はあくまで書類選考を突破するためのものであり、最終的な評価は面接でのコミュニケーション力で決まります。

実際、多くの企業では「自己紹介を中国語でしてください」、「志望動機を中国語で話してください」と突然求められることがあります。

読み書きだけでは業務が成立しない場面も多く、商談の補助や簡単な通訳など瞬時の対応力期待されるためですね。

資格に気を取られすぎず、実際に話す練習を積んでおくと安心ですよ。

面接でよく聞かれる中国語質問

面接では、基本的な内容を中国語で聞かれることが多いです。

よくある質問は、

  • 请做一下自我介绍(自己紹介)
  • 你为什么想来我们公司?(志望動機)
  • 你的长处和短处是什么?(長所・短所)
  • 你以前有过什么工作经验?(経験の説明)
  • 未来想做什么样的工作?(将来のキャリア)

などが代表的ですね。

僕の場合は日本語の文章を渡されて、中国語に訳してというテストもありました。

突然の中国語質問でも落ち着いて答えられるように、テンプレを作り、口に出して練習しておくと安心です。

短い文章でも構いませんが、途中で止まらず最後までしっかり言い切ることが大切です。

そのほうが面接官に自信がある印象を与えられますよ。

面接での効果的なアピール方法

面接で強くアピールしたい場合は、「できることを具体的に示す」ことが大切です。

たとえば、

  • HSKで身につけたリスニング力
  • 中検で鍛えた文法理解
  • 実際に話せることを示す簡単な中国語の表現

などを組み合わせて伝えると効果的です。

さらに、「中国語で会話ができます」と履歴書に書いておけば、企業側の期待値が高まり、面接でも有利に働きます。

資格は「入り口」、スピーキングは「合格の決め手」と考えて準備すると、印象の強いアピールができますよ。

中国語検定・HSKのおすすめ勉強法

勉強している画像

中国語は「聞いて分かる力」「話して伝えられる力」が基礎になるので、中検でもHSKでも、この2つの力を伸ばす学習が一番効果的です。

ここでは、初心者でも今日から始められて効果が大きい学習法を3つ紹介します。

① ディクテーション(書き取り練習)

ディクテーションは、中国語の音声を聞きながらそのまま書き取る学習法です。

聞いた音を文字に変換するため、リスニング・語彙力・ピンイン理解を一度に伸ばせるのが大きな特徴です。

「聞き取れない音=知らない単語」「聞き取れない音=リスニングが弱い」とすぐ気付けるので、弱点の発見にも役立ちます。

最初は短い文章で構わないので、毎日5分だけでも続けると、中国語の音がよりクリアに聞こえ、全体的な基礎力がしっかり向上していきますよ。

② シャドーイング(聞きながら同時に発音)

シャドーイングは、音声を聞きつつ、少し遅れて発音していく練習です。

自分が発音できない音は聞き取れないため、耳と口を同時に鍛えられる学習法として非常に効果があります。

「聞く→話す」の流れを繰り返すことで、中国語特有のリズムや声調も自然に身につくようになります。

ディクテーションと同じ教材を使うと理解が深まり、学習効果がさらに高まります。

③ 過去問の反復が最短ルート

中国語検定もHSKも、合格への最短ルートは過去問の反復です。

理由はシンプルで、出題形式に慣れるほど「時間配分」と「問題の型」が見えてくるからです。

何度か解いていくと、間違える問題の傾向がはっきりするため、弱点だけを集中的に潰せます。

また、中国語検定は公式サイトで過去問が無料公開されているため、コストをかけずに対策できるのも大きなメリットです。

参照:日本中国語検定協会 過去問

就職目的なら絶対にやるべき中国語アピール術

中国語を就職の強みにするためには、資格を取るだけでなく「どう見せるか」が非常に重要です。

採用担当者は、中国語を仕事で使えることを求めています。

ここでは、履歴書・自己PR・実務経験・志望動機の4つの観点から、評価されるアピール方法をまとめました。

① 資格欄の正しい書き方

資格欄は、採用担当者が最初に確認する項目です。

正式名称、取得年月、級、スコアを正確に書くことで、言語能力の信頼度が大きく高まります。

例:

  • HSK5級(230点/300点)取得
  • 中国語検定試験3級 合格

今も勉強している場合は、「現在も継続学習中」と書くと印象が良くなりますよ。

② 自己PRで効果的に伝えるポイント

自己PRでは、単に資格を持っていますと書くだけでは弱く、「どう取り組んだか」「何を得たか」 を出すと評価が上がります。

例:

  • 継続学習の習慣
  • 学習スケジュール管理能力
  • 目標に向けて行動できる姿勢
  • 語学を実務に生かす意欲

数字(毎日2時間/半年で◯級取得)を入れると、より説得力が増します。

③ 実践経験と組み合わせて説得力UP

資格だけでは、「実際に使えるのか?」が伝わりにくいものです。

そこで、実践経験を添えると一気に評価が高まります。

例:

  • 中国人観光客への接客経験
  • 中国企業とのメール対応
  • 留学・短期滞在
  • 大学での中国語プレゼン

こうした具体例を挙げることで、資格+実務での使用経験を持つ即戦力として見てもらえます。

④ 志望動機と中国語学習をつなげる方法

志望動機では、中国語力が「応募先企業の業務にどう貢献できるか」を示すことが必須です。

例:

  • 中国市場向け商品の改善に携わりたい
  • 中国拠点との調整役として活躍したい
  • 現場の中国スタッフと円滑にコミュニケーションを取りたい

このように、企業の事業内容 × 自分の中国語力を結びつけることで、選考通過率が大きく高まります。

まとめ:目的別で中国語検定かHSKを選ぶ

今回は、中国語検定とHSKのどちらが就職活動で有利なのかを紹介しました。

結論として、日本企業では中国語検定外資系企業ではHSKが評価されやすい傾向があります。

どちらの資格も書類選考で効果を発揮しますが、面接では実際に話せるかどうかが重要です。

資格に加えて、スピーキング力を鍛えておけば、面接での説得力が大きく高まります。

目指す業界に合わせて資格を選びつつ、実践的な中国語力も伸ばしていくことが、就活成功への近道ですよ!!

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

この記事があなたのお役に立っていましたら大変うれしいです!

目次