
中国語の日常会話にはどれくらいの単語数が必要なの?
覚えることが多すぎて挫折しそう……
効率的な学習法も知りたい!
こんなお悩みを解決します。
結論から言うと、中国語で日常会話をするために膨大な単語数は必要ありません。
実は私も、必要な語彙を極限まで絞り込んで学習した結果、短期間でスムーズな会話ができるようになりました。
この記事で前半では必要な単語数の目安、後半では日常会話を劇的にラクにする必須単語を解説しています。
紹介した内容を実践することで、最短ルートで会話力が身につきますよ!
ぜひ最後まで読んでみてください!!


中国語の日常会話に必要な単語数は?初心者はまず300個でOK
日常会話をスムーズにする鍵は、膨大な暗記ではなく「使う単語の徹底的な絞り込み」にあります。
一般的には「1,200語(HSK4級レベル)が必要」と言われることが多いですが、中国語で日常会話をするために、まずは単語300個を目指しましょう!


引用:HSK 各級の紹介
【結論】日常会話の8割は「頻出300語」で成立する
まずは300個の単語を完璧に使いこなせるようになりましょう。
毎日の会話で使われる言葉の約8割が、ごく限られた基本的な言葉だけで作られているからです。
たとえば
- 食べる
- 行く
- これ
といった単語を組み合わせるだけで、一日の活動のほとんどを説明できてしまいます。



実際に私が中国や香港で約18年間過ごした経験からも、難しい言葉よりこうした基本の使い回しのほうが重要だと痛感しました。
確かに「それだけでは深い話ができないのでは」と不安になるかもしれませんね。
一般的には「日常会話をするためには、まずは1,200語」という高い目標がよく掲げられますが、いきなりその数を目指すと挫折してしまいそうですよね。
実は、私たちが日本語で何気ない会話をするときも、意外とそれほど多くの単語は使っていないものです。
だからこそ、まずは土台を固めて300個を瞬時に口に出せるようにしましょう。
そのほうが、実際の会話は圧倒的にはずみますよ。
【重要】最初から1,200 語を目標にすると挫折する
1,200個という高い目標を最初から掲げてしまうと、挫折する人が多い傾向があります。
まだ慣れていないときにたくさんの量を覚えようとすると、頭がいっぱいになって「自分には無理だ」と感じてしまうからですね。
たとえば、登山の経験がないのに、いきなり高い山のてっぺんを目指そうとするようなものです。
途中で足が止まってしまうでしょう。
多くの人が「1,200語覚えないと日常会話ができないといわれているので、1,200語を覚えよう」とまじめに考えすぎて、自分でハードルを上げてしまいがちです。
はじめから完璧にこなしたいという気持ちは、とてもよく分かります。
けれども、大切なのは楽しく続けることです。
まずは300個という低い階段から登り始めることで、自信をなくさずに一歩ずつ進んでいきましょう。
自己紹介・買い物・趣味の「自分専用300語」から始めよう
自分が中国語を使っている姿をイメージしやすい場面から、優先して練習を始めましょう。
自己紹介や買い物といった定番のシーンに加えて、自分の好きなことに関わる単語を覚えると、記憶に残りやすく会話もはずみやすくなるからです。
たとえば、「私は日本人です」「これはいくらですか」といった基本の型と一緒に、あなたの趣味の「キャンプ」や「料理」といった言葉を覚えるのがいいですよ。
日本人はすでに漢字を見て意味がわかるため、単語を覚える苦労は最初から半分で済みます。
あとは「中国語でどう発音するか」を確認するだけで、使える言葉がどんどん増えていきますよ。
「もっと難しいニュースや仕事の言葉も必要では」と不安になるかもしれませんね。
ですが、まずは「自分の話したいこと」が伝わる喜びを味わうことが大切です。
好きなことなら楽しみながら続けられますし、小さな成功を積み重ねることが、結果として中国語を長く続けられる一番の近道になりますよ。
なぜ300語で会話ができるの?中国語の仕組みにある秘密


300個という数字を聞くと、少ないんじゃないかと不安になるかもしれません。
しかし、中国語には「少ない単語で無限に表現を広げられる」という、非常に合理的な仕組みが備わっています。
単語を詰め込む前にこのルールを知るだけで、あなたの持つ300語は何倍にもパワーアップするはずです。
①「1つの漢字」を使い回す
中国語の最大の特徴は、「核となる1つの漢字」に別の単語を組み合わせるだけで、何通りもの文章をつくることが可能です。
たとえば、
① あらゆる「見る」をカバーする「看(kàn)」
英語では「見る」の種類によって単語を使い分けますが、中国語は「看」という1語をベースに展開できます。
- 看(単体): (意識して)見るという動作。
- 看见 / 看見: (視界に)入ってくる、見える
実際に「看」を使い回す例を見てみましょう。
- 看书/看書(本を読む)
- 看病/看病(お見舞いに行く・診察する)
- 看法/看法(考え方・見方)
- 看起来/看起來(見たところ〜だ)
② あらゆる「動作」をカバーする万能動詞「打(dǎ)」
日本語の「やる」「する」に近い感覚で、手を使うアクションの多くは「打」ひとつで表現できてしまいます。
- 打电话/打電話(電話をかける)
- 打车/打車(タクシーを呼ぶ)
- 打球/打球(バスケやテニスをする)
- 打字/打字(文字を入力する)
③ あらゆる「状態」を切り替える万能動詞「開/開(kāi)」
「開」も非常に応用範囲が広く、物理的に「開ける」だけでなく、機械を動かしたり、物事をスタートさせたりする際にも使われます。
- 开门/開門(ドアを開ける)
- 开车/開車(車を運転する)
- 开会/開會(会議を開く)
- 开始/開始(はじめる)
- 开水/開水(お湯 ※沸騰した水)



上の例のように「300の基礎 × 組み合わせ」という掛け算だけで、応用範囲は無限に広がりますよ
② 難しい名詞は不要!指示代名詞
あれこれ難しい名詞を丸暗記しなくても、「これ・あれ・それ」さえ言えれば会話は十分に成立します。
① 「これ・あれ」で指をさすだけ
- 这个/這個(これ)+ 要/要(ほしい) = 这个要/這個要(これください)
- 那个/那個(あれ)+ 去/去(行く) = 去那个/去那個(あそこに行きたい)
- 这个/這個(これ)+ 多少钱?/多少錢?(いくら?) = 这个多少钱?/這個多少錢?(これはいくらですか?)
② 具体的な名前がわからなくても「它」で解決!
「それ(It)」にあたる 「它(tā)」 も、初心者の強い味方です。
モノの名前をど忘れしてしまっても、この一言ですべて代用できます。
- 喜欢它/喜歡它(それが好きです)
- 看了它/看了它(それを見ました)
- 把它……/把它……(それを〜する)
目の前のものを指さしながら話せる状況なら、具体的な名前を知らなくても、「这个/這個(これ)」や「它/它(それ)」だけで注文も買い物も完璧にこなせますよ。



300個じゃ足りないと思っていた不安が、できそうだな?に変わりますよね。
基礎の300語を掛け算するコツさえ掴めば、表現の幅は無限に広がるんですよ!
日本人は圧倒的に有利!漢字がわかることが最大のショートカットになる


日本人が中国語を学ぶ最大のメリットは、何といっても「漢字」の知識があることです。
他国の学習者が何年もかけて習得する基礎をすでに持っています。
日本人はすでに「単語数1,000超」のアドバンテージがある
日本人は学習を始める前から、1,000単語以上の意味をすでに理解しています。
普段使う漢字の多くが、中国語でも共通の意味を持っているからです。
大陸の「簡体字」は日本の略字に近く、台湾などの「繁体字」は日本の旧字体に似ているため、直感的に判別できます。
実際に、日本の漢字と比較してみましょう。
- 【話】 日本:話 / 大陸:话 / 台湾:話
- 【学】 日本:学 / 大陸:学 / 台湾:學
- 【体】 日本:体 / 大陸:体 / 台湾:體
- 【銀】 日本:銀 / 大陸:银 / 台湾:銀
- 【編】 日本:編 / 大陸:编 / 台湾:編
- 【車】 日本:車 / 大陸:车 / 台湾:車
このように、形が少し違っても何となく意味が想像できますよね。
ルールさえわかれば覚えるのは簡単なので、漢字の知識はやはり最強の武器になります。
意味が違う漢字もあるので注意
ただし、中には漢字が同じでも意味が全く異なるものもあるので注意が必要です。
日本語の意味でそのまま使うと、思わぬ誤解を招く恐れもあるため気をつけましょう。
たとえば、
- 手紙(shǒuzhǐ):レター → トイレットペーパー
- 走(zǒu):走る → 歩く・去る
「手紙をください」と言ったつもりが「トイレットペーパーをください」と伝わってしまう……なんて笑い話のようなミスもあります。
こうした例外はごく一部にすぎないということです。
日常で使う漢字のほとんどは同じ意味なので、この「小さな注意点」さえ知っておけば大丈夫ですよ。
覚えるのは「発音と声調」だけ
漢字の意味を知っているので、もっとも力を入れるべきなのは「発音と四声(声調)」です。
単語の意味を覚える手間が省ける分、そのエネルギーをすべて音読に注ぎ込めます。
たとえば「学校」という単語も、意味は覚え直さず読み方だけを練習すれば十分でしょう。
もちろん「発音が難しそう」と不安に感じるかもしれません。
発音と声調をマスターしてしまえば、頭の中にある漢字の知識と一気に結びつきますよ。
発音や声調については、以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。


300語で会話をするための単語の選び方


300語で会話を成立させるためには、日常のあらゆる場面で使い回せる汎用性の高い単語を覚えましょう。
それらを覚えることで、学習効率は一気に高まりますよ。
① 会話にニュアンスを添える副詞10選
会話のニュアンスを細かく調整するために欠かせないのが「副詞」です。
ひとつ添えるだけで「とても」「よく」「たった今」といった具体的な状況や程度を詳しく伝えることができます。
実際に以下の10個を使い分けるだけで、生きた会話ができるようになりますよ。
副詞10選
- 很 / 很(hěn / とても)
- 太 / 太(tài / 〜すぎる)
- 也 / 也(yě / 〜も)
- 都 / 都(dōu / すべて)
- 不 / 不(bù / 〜ない)
- 最 / 最(zuì / もっとも)
- 真 / 真(zhēn / 本当に)
- 比较 / 比較(bǐjiào / 比較的)
- 常 / 常(cháng / よく)
- 刚 / 剛(gāng / たった今)
これらの副詞を使うことで、表現の幅が広がりますよ。
② 動作を伝える「基本の動詞」10選
日常の動作を表現するには、汎用性の高い「動詞」を優先して覚えましょう。
一つの動詞で多くの場面をカバーできる言葉を選べば、少ない語彙数でも会話が成立します。
たとえば「する・作る」を意味する「做」などは、仕事にも料理にも使える便利な言葉ですね。
- 做 / 做(zuò / やる・作る)
- 去 / 去(qù / 行く)
- 有 / 有(yǒu / ある)
- 要 / 要(yào / 〜したい)
- 看 / 看(kàn / 見る)
- 打 / 打(dǎ / する・打つ)
- 想 / 想(xiǎng / 〜したい)
- 来 / 來(lái / 来る)
- 叫 / 叫(jiào / 呼ぶ)
- 吃 / 吃(chī / 食べる)
使い回しのきく単語ばかりなので、結果として学習時間を大幅に短縮できますよ。
③ フレーズで覚えよう!
言葉は単体ではなく、よく使われる「フレーズ」を覚えると効率的です。
たとえば「食べる(吃)」という単語単体ではなく、「ご飯を食べる(吃饭 / 吃飯)」というセットで頭に入れてください。
単語単体よりも覚える量が増えて手間に感じるかもしれませんが、実際の会話でパッと口から出やすくなるのは、間違いなくこうした塊の知識ですよ。
まずは短いフレーズを口に馴染ませることから始めてみましょう。
もう忘れない!中国語の単語を効率的に記憶する3つのコツ


ここでは、覚えた単語を忘れないようにするためのコツを僕の経験から紹介します。
① 日本語を介さず「画像やイメージ」で脳に焼き付ける
単語を覚える際、画像やイメージで覚えるのがオススメです。
たとえば「苹果(píngguǒ)」という音を聞いたとき、頭の中に「りんご」という文字ではなく、赤くて丸い果実の画像を直接思い浮かべるようにしましょう。
このように対象物と中国語をダイレクトに結びつけることで、脳への定着率が格段に上がり、瞬時に言葉が出るようになりますよ。
②「エピソード記憶」を利用して使う場面と一緒に覚える
単語をそのまま覚えるのではなく、自分が実際にその言葉を使っている場面を想像するのが大切です。
たとえば「太贵了/太貴了(高すぎる)」というフレーズを覚えるなら、旅先の市場で値切り交渉をしている自分を鮮明にイメージしてみましょう。
「どんな状況で、誰に対して、どんな気持ちで使うか」という背景と一緒に記憶することで、いざという時に迷わず言葉が引き出せるようになりますよ。
③ 忘れるのは当たり前!脳の仕組みに沿った復習サイクル
「昨日覚えたはずなのに忘れてしまった」と落ち込むことはないですよ!
脳は一度覚えたことでも、使わなければ不要な情報として整理してしまう仕組みになっているからです。
記憶を定着させる鍵は、もう一度その言葉に触れ直す「復習サイクル」にあります。
- 1日後にざっと見直す
- 1週間後にもう一度確認する
- 1ヶ月後に最終チェックをする
このように、適切なタイミングで繰り返し触れるだけで、情報は「短期記憶」から「長期記憶」へと書き換えられます。
「忘れること」を前提に、仕組みでカバーするのが継続の秘訣ですよ。
覚えた単語を日常会話で使う!話せるようになる練習法
単語を覚えただけでは、実際の会話で言葉は出てきません。
覚えた単語を「知っている状態」から「使いこなせる状態」に引き上げるための、具体的なトレーニング方法を紹介します。
① 独り言でOK!覚えた300語を組み合わせて文を作る練習
特別な話し相手がいなくても、今日からできるのが「独り言」の練習です。
自分で文章を組み立てる訓練を繰り返すことで、中国語脳に変わっていきます。
上で紹介した「動詞」と「副詞」を組み合わせてみましょう。
たとえば、
「去(行く)」に「不(〜ない)」を付けて「不去(行かない)」
と言うだけでも立派なアウトプットになります。
身の回りの動作を実況中継するように口に出すだけで、話す力は着実に鍛えられますよ。



僕は独り言でよく練習していました。
大切なのは、頭の中で話すのではなく、実際に声を出すのが良いですよ!
② 発音の確認が最優先!声調を間違えると単語は通じない
練習をする際に、絶対に忘れてはいけないのが「正しい音」の確認です。
中国語は発音や声調が命であり、ここを間違えるとどれだけ単語を並べても全く通じないため気をつけましょう。
たとえば、同じ「ma」という音でも、声調が違えば意味が変わってしまいます。
- 第一声 mā 妈/媽 :お母さん
- 第二声 má 麻/麻 :麻(あさ)、しびれる
- 第三声 mǎ 马/馬 :馬(うま)
- 第四声 mà 骂/罵 :罵る
意味を暗記する作業よりも、まずは音を聴いて「正しい発音」を再現できるまで繰り返すことが、会話への一番の近道になりますよ。
「300語でいいのはわかった。でも、自分でその300個をリストアップするのは大変だし、正しい発音も知りたい……」
そんな人のために、僕がオススメする「神参考書」を厳選して紹介します。
300語を確実にマスターする!挫折しないためのおすすめ参考書3選


「単語帳が分厚すぎて、開くたびにやる気がなくなる……」そんな経験はありませんか?
日常会話を300語で攻略するなら、辞書のような本は不要です。
ここでは、オススメの3冊を厳選してご紹介します。
① 収録単語数がベストマッチ!「キクタン 中国語 【入門編】」
今回の「300語」というコンセプトに最も近いのが、この「キクタン入門編」です。
この1冊を完璧にするだけで、日常会話の土台が完成します。
音声に合わせて覚える形式なので、机に向かう時間がない忙しい方でも、通勤・通学中に最短ルートで語彙が身につきますよ。
② 生活に密着した表現を学ぶ「起きてから寝るまで中国語表現600」
覚えた300語を「どう使い回すか」をイメージするのに最適な1冊です。
単語を単体で覚えるのではなく、「生活のシーン」と結びつけて覚えられるため、記憶の定着率が格段に上がります。
③ 「話せる」を実感できる「口を鍛える中国語作文【初級編】」
少ない語彙でも「口からパッと中国語が出る」状態を作るためのトレーニング本です。
基本的な単語だけで文章を作る「瞬間中作文」の練習に特化しています。
「300語を知っている」状態から「300語を使いこなせる」状態へ引き上げてくれますよ。
まとめ:中国語の日常会話は300語で十分!最短で話せるコツをつかもう
中国語の日常会話に必要な単語数について紹介しました。
たくさんの言葉を覚える必要はなく、厳選した300語をしっかり使いこなせれば、会話はおどろくほどスムーズになりますよ。
私の実体験からも、効率よく学べば短い期間で話せるようになると実感しています。
大切なのは、数を知ることではなく、基本の言葉をどう使い回すかです。
単語を覚えるコツ
覚えた単語は、独り言などで口に出して使えるようにしましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
この記事があなたのお役に立っていましたら大変うれしいです!





